展示「あわいを繕う島 Abundant Island Notojima」@石川県能登島ガラス美術館

展示「あわいを繕う島 Abundant Island Notojima」@石川県能登島ガラス美術館

2024年1月1日の能登半島地震で甚大な被害を受けた能登島。
七尾湾に浮かぶこの島は、その気候風土や生業・生活にもとづく地勢的・文化的な地位から、
古くは万葉集にも詠まれ、多くの人々を惹きつけてきました。
まさに、豊かな(Abundant)資源や営みを湛えた島です。
しかし、震災以前から過疎化、高齢化を抱えていたこの地は、被災直後に一時的に孤立しました。
復旧・復興においてもメディアの注目が必ずしも集中するわけではなく、
「取り残された(Abandoned)」という不安が漂う中でも、
住民は生活や祭り、生業に根ざした活動を継続することで、
震災の傷を癒やし、困難を乗り越えようとしています。
その姿は、能登島の風土と被災の記憶の「あわい」を繕う営みであり、
絶えず災害の脅威に直面する日本各地の地域にとって未来の映し絵になりうるとも言えるでしょう。
震災から2年という月日の中で、京都大学前田研究室と東北大学佃研究室は、
現地での調査や住民の方々との活動を通じて「能登島のいま」を記録してきました。
今回それらを様々な媒体で展示し、共有することで、
被災地のこれまでと今について知り、
そしてこれから私たちに何ができるのかを共に考える一助としたいと思います。

*本展示は京都大学で開催中の同名展示(4月30日まで)の一部を再構成し、新たな内容を加えたたものです。道の駅のとじまフルオープンお祝いイベントも同時開催の予定です。

会  場|石川県能登島ガラス美術館 別棟(球体の建物)
    (石川県七尾市能登島向田町125部10番地)
開場日時|2026年3月20日~22日 10時~16時(最終日は15時まで)
*現役学生・研究者による解説付き:各日①11時~ ②14時~
(1階の受付で「〜時からの解説参加希望」とお伝えください)
入場料 |無料
展示内容|1. 能登島における被害状況および復旧・復興の概要(パネル)
     2. 調査研究・活動の紹介(パネル/写真・動画など)
     3. 「被災物」(避難所備品、被災家屋の瓦、漆器・陶器、漂着物など)
     4. キャプションカード(能登島の「あわい」を伝える写真と文章)
*キャプションカードは研究者と学生が能登島の被災状況や魅力・文化の「かけら」を拾い集め書き留めたものです。来場者は気になったカードでオリジナルのZINE(小冊子)を作成し、お持ち帰り頂けます。
主 催|能登島観光協会
協 力|京都大学 前田昌弘研究室
    東北大学 佃  悠研究室
    専修大学 佐藤慶一研究室
問合先|0767ー84ー1113(観光協会)