
2024年1月1日の能登半島地震により、甚大な被害を受けた能登島。
七尾湾に浮かぶこの島は、その気候風土や、そこで育まれた生業と生活、さらには地勢的・文化的な価値から、古くは万葉集にも詠まれ、多くの人々を惹きつけてきました。まさに、豊かな(Abundant)資源や営みを湛えた島です。
しかし、震災以前から過疎高齢化という課題を抱えていたこの地は、被災直後に一時的な孤立を経験しました。メディアの注目が必ずしも集中するわけではなく、「復興から取り残された(Abandoned)」という不安が漂う中でも、住民の方々は生活や祭り、生業に根ざした活動を継続することで、震災の傷を癒やし、困難を乗り越えようとしています。その姿は、能登島の風土と被災の記憶の「あわい」を繕う営みであり、絶えず災害の脅威に直面する日本各地の未来の映し絵とも言えるでしょう。
震災から2年という月日の中で、京都大学前田研究室と東北大学佃研究室は、現地での支援活動や調査・研究を通じて「能登島のいま」を記録してきました。それらを様々な媒体で展示し、共有することで、私たちに何ができるのかを共に考える一助とします。会期:2026年2月16日〜4月30日
会場|京都大学吉田キャンパス・linkhub@およびQURIOSITY PORT
(本部構内 国際科学イノベーション棟東館1階 ファミリーマート横)
開場時間|平日の8:30〜17:15は全ての展示をご覧いただけます(入場無料)
*平日の7:00~8:30および17:15〜20:00、土曜・日曜・祝日の10:00~17:00はlinkhub@側のパネル展示等のみご覧いただけます。ご不明な点などあれば右に記載の「問合先」よりご連絡ください。
展示内容|1. 能登島における被害状況および復旧・復興の概要(パネル) 2. 調査研究・活動の紹介(パネル/写真・動画/模型/地図など) 3. 「被災物」(避難所備品,被災家屋の瓦,漆器・陶器,漂着物など) 4. キャプションカード(能登島の「あわい」を伝える写真と文章)
*キャプションカードは研究者と学生が能登島の被災状況や魅力・文化の「かけら」を拾い集め書き留めたものです。来場者は気になったカードでオリジナルのZINE(小冊子)を作成し,お持ち帰り頂けます。
問合先https://forms.gle/KEBskihxUg5tVR8C7

